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元東京スター銀行執行役員の岸田豊彦氏、ユニスト・ホールディングスの特命顧問に就任 熊野古道での宿泊事業の展開を強化

株式会社ユニスト・ホールディングスは2024年4月に、元東京スター銀行執行役員の岸田豊彦氏が特命顧問(事業ファイナンス)に就任したことをお知らせします。

和歌山県新宮市熊野川町小口地域で行う宿泊事業と、大阪から熊野詣を目指す人々がかつて歩いた「紀伊路」を現代に再現する事業を、岸田氏の協力を得て展開してまいります。

就任の背景

ユニスト・ホールディングスは2024年より、世界遺産・熊野古道にまつわる2つの事業を新たに立ち上げます。

1つは、新宮市熊野川町小口で築100~200年の古民家2棟をリノベーションし、宿泊施設やカフェを運営する事業です。小口地域は熊野古道・中辺路の難所である大雲取越の手前にあり、中辺路を巡礼し踏破する際には宿泊が必須となる地域です。ただ、地域には宿泊施設が2軒しかなく、インバウンド需要が復活した今、宿の確保が非常に厳しくなっており、その課題を解決しようと新たに事業を立ち上げることとなりました。

もう1つは、平安時代より大阪から熊野三山を目指して人々が歩いた道「紀伊路」を現代に復活させる事業です。約300kmにわたる道沿いに宿をつくるほか、食事や各種サービスを開発し、10日間通して安心・安全に歩ける環境を整備します。

ホテル関連のファイナンシャルサービスや不動産の投融資など、不動産とホテルの両方に豊富な知見を持つ岸田氏にサポートいただくことで、2つの事業を発展させることを目指します。

岸田豊彦氏 プロフィール

フォースコンサルティング株式会社 代表取締役。
2011年に東京スター銀行へ入行し、2023年に退行。
同行では、ホテル等のオペレーショナルアセットに特化したノンリコースローンの組成を中心として、グループを牽引してきた。
また、国内外の投資家や全国のホテル・旅館運営会社などの顧客を中心に、ユニークなファイナンシャルサービスを拡大。歴史的建造物の宿泊施設へのコンバージョンや、ライフスタイル型ホテルの新規開発への融資も推進してきた。

同行以前は、ドイツ銀行にて同グループが日本で行った2000年代初頭からの不動産関連の投融資、不良債権投資業務に従事。ゼネコンやデベロッパー勤務で得た、豊富な不動産関連業務の経験・知識も有している。

慶應義塾大学卒。不動産鑑定士(日米英)。

岸田豊彦氏 コメント

私は長らく金融業界で不動産やホテルを中心とした、投融資のキャリアを積んでまいりました。ユニスト・ホールディングスは過去に数々のホテルプロジェクトを成功させて来ており、特に現在は地域創生の観点から本分野を加速するべく、熊野古道事業をはじめとしたユニークな取り組みに挑戦しております。

新たに小口と紀伊路で始まる2つのプロジェクトは、世界遺産である熊野古道を、当社ならではのホスピタリティの視点で構築したものです。雄大な自然を味わいながら、古代から続く熊野の歴史を肌で感じるというストーリー性を持ち、国内外から集まる多くの観光客に感動を与えようとする新たな取り組みです。

同時に、様々なアクティビティや地元食材の提供を組み合わせながら、地域の雇用活性化も目指すもので、地方での画期的なインパクト投資の1つとなり得ると期待しています。

観光庁の歴史的資源を活用した事業における有識者や、和歌山県が進める宿泊施設誘致のアドバイザーの経験も最大限に活かしながら、ユニスト・ホールディングスが進めようとする様々なプロジェクトに対し、特に資金調達の面からアドバイスを行ってまいります。